文部科学省科学技術振興調整費「京都大学・キヤノン協働研究プロジェクト」高次生体イメージング先端テクノハブ

超音波イメージング（US/PAT）

　本研究グループでは、非侵襲、実時間、小型簡便性に優れる超音波を中心とする新規技術を研究開発することにより、がんや動脈硬化症などの生活習慣病 等の疾患の早期診断と治療支援の技術を向上させ、個人のQOL向上と医療費の削減という社会的ニーズに答えることを目指す。
　具体的には、送受信周波数帯域 が広く、インテリジェント化が容易な新方式の超音波プローブの実現、新規ビームフォーミング方式と それに適した画像再構成アルゴリズムを開発する。これにより、従来の超音波診断装置の欠点であった、術者依存性、狭い撮像視野、個体間や履歴間での再現性の低さなどを克服し、さらに組織粘弾性や高次心筋ストレインなどの新しい組織物性や高次機能情報を獲得することで、各疾患の診断精度の向上を図る。
　さらに、マルチモダリティイメージングとして、超音波と光技術の融合により、乳がんの新生血管等のイメージングを可能とする光超音波マンモグラフィや、US・分子プローブイメージング技術、画像融合技術の開発も進めている。

光超音波マンモグラフィの臨床研究
超高解像度血管イメージング	高次組織弾性イメージング

ロードマップ

連携プロジェクト

内閣府　革新的研究開発推進プログラム
「イノベーティブな可視化技術による新成長産業の創出」（ImPACT）
http://www.jst.go.jp/impact/program/10.html

グループ

椎名 毅	医学研究科　教授	[研究室]
佐藤 亨	情報学研究科　教授	[研究室]
戸井 雅和	医学研究科　教授	[研究室]
浅尾　恭史	医学研究科　特任准教授	[研究室]
山川 誠	医学研究科　特定准教授	[研究室]
浪田 健	医学研究科　特定助教	[研究室]
高田 正泰	医学部附属病院　助教	[研究室]
近藤 健悟	医学研究科　特定助教	[研究室]
川島 雅央	オックスフォード大学　客員研究員	[研究室]
小倉 雅仁	医学部附属病院　特定助教	[研究室]
中島 康弘	医学部附属病院　特定助教	[研究室]
ファクレジャハニ エルハム	医学研究科　特定研究員	[研究室]
川口　展子	医学部附属病院　特定研究員	[研究室]
貴島 直子	医学研究科　教務補佐員	[研究室]
梅村 晋一郎	東北大学　教授	[研究室]
鍛 利幸	市立岸和田市民病院　外科部長	[研究室]
工藤 基	滋賀医科大学　教授	[研究室]
瀧 公介	滋賀医科大学　助教	[研究室]
阪本 卓也	兵庫県立大学　准教授	[研究室]
瀧 宏文	東北大学　講師	[研究室]